琵琶と駆け落ちした女・上原 まり

神戸市出身湊川18回生 上原 まり

琵琶と駆け落ちした女・上原 まり神戸市出身湊川18回生、筑前琵琶旭会総師範・二世柴田旭堂の一人娘として、幼い頃から琵琶に親しむ。後継者として柴田旭艶の名を持つ。

高校一年生の時、東京新聞主催邦楽コンクール琵琶部門3位入賞(最年少受賞)。

湊川高校卒業後宝塚歌劇団へ入団、瞬く間に花組の娘役トップスターの座に駆け上がり、「ベルサイユのバラ」でのマリーアントワネット役は名演として知られている。

81年「新源氏物語」で藤壺役を最後に宝塚を退団。
その後琵琶を持ち、古典芸能の世界へデビュー。
84年自作による「平家物語」シリーズを発表、驚嘆を持って迎えられる。

平家物語をライフワークとしながら、「西行」「中世女人抄」「雨月物語」小泉八雲の「怪談」と次々に発表し、最近は瀬戸内寂聴氏の推薦を期に「源氏物語」(五十四帖)の琵琶語りに意欲を燃やしている。
創作・演奏活動だけでなく、TV出演や、小・中・高校の古典鑑賞教室、生涯学習講座等でも活躍されている。

※琵琶と駆け落ちした女とは上原まりさんが自身の事を評して言われた言葉です。

主な受賞暦
1989年 松尾芸能賞受賞
1990年 ボストン美術館創立100年記念「王朝美術館」のオープニングゲストプレーヤーとして招待される。
2003年 文化庁長官表彰

07.07.12

2018(H.30)年8月29日に逝去されました。享年71歳 本名は柴田洋子さん
ご冥福をお祈りいたします。

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